最期は自宅で迎えたい

 

平成26年版厚生労働白書 ~健康・予防元年~ によると、自分の最期を迎えたい場所として「自宅」をあげるひとの割合は49.5%と半数近くに上り、2位の「病院などの医療施設」の17.9%を大きく上回っていることがわかりました。

しかし、現実にはそれは叶わぬ希望であって、実際に最期を迎えるのは医療施設であろうと考えているひとの割合が自宅を大きく上回る逆転現象が起きています。

そして、実際に死亡した場所は医療施設だったひとの割合は、なんと8割を超えていることが明らかになっています。

 

 

ある程度は予想できているとしても、あまりにも希望と現実が乖離してしまっているのは、少しさびしい気もします。できることなら家族と過ごした自宅で、と考えるのが普通の感情でしょうが、現実には家族の負担等を考えるとそうもできないということなのでしょうか。

 

ところで、希望どおりに自宅で最期を迎えることが叶ったとした場合、見送った家族はどういった対応をすればよいのでしょうか?

 

まず、危篤状態に陥ったと判断したときには主治医がいれば連絡をして自宅まで来てもらいます。主治医が駆けつける前に亡くなったとしても、主治医の到着を待つようにします。そして、主治医が確認してとくに問題がなければ死亡宣告がなされ、死亡診断書が発行されることになります。あくまでも『死亡』は医師が判断するものですので、勝手に判断してはいけません。

もし、主治医やかかりつけの医師がいなければ、119番へ連絡して病院へ救急搬送してもらい、その後は病院の医師に任せます。あとは主治医がいる場合と同じですので、死亡診断書を発行してもらって、その後の手続きをします。

 

しつこいようですが、『死亡』と判断するのは医師だけです。もし、勝手に死亡と判断してその後の手続きをしようとしてもすることができないばかりか、『検死』が必要となってくるかもしれません。場合によれば、遺体を解剖されることもあるので、くれぐれもお間違えのないようにしてください。