交通事故の加害者が見舞いにも来ないが...

 

交通事故の被害者の方からよく聞くことのある不満のひとつに、「加害者が加入している保険会社からの連絡はあったけど、加害者本人は見舞いはもちろんのこと、謝罪や挨拶にさえ来ない。」というのがあります。

現在では、ほとんどの任意保険には示談交渉の代行サービスが付帯されているため、加害者側としても「へたに被害者に接触して、もめたりしたくないから」、「被害者には保険を使うと伝えてあるから」ということで、なにも行動を起こさないことも多いようです。

ただ、被害者のなかには加害者側のこのような態度を腹立たしく思われる方もいらっしゃいます。

被害者側ができることはあるのか?

加害者側が見舞いや謝罪にも来ないことが不法行為にあたるとすれば、被害者感情も少しは癒されるのかもしれませんが、残念ながらそのようなことはないようです。

ただ、見舞いや謝罪のないことから、「加害者側の態度には反省が見られない」、「加害者側の態度によって被害者感情が増幅された」ということを主張することはできます。

このようなことが加害者を刑事処分する際に斟酌されることはありますので、被害者側としては加害者側の行状を裁判所なり警察なりに強く訴えることが、取り得る最善の策ではないでしょうか。

もちろん必ず量刑に影響するとは限りませんが、やるだけのことはやったという達成感は望めるやも知れません。

実際、刑事処分が決まると加害者側が急に態度を豹変させることもあるようですので、逆に考えれば一定の効果はあるということでしょう。